Re: GREEN
by deep technology
for future generations
VISION
森林と人の自律社会システムを実現する
人類は森林の恩恵と共に暮らしてきました。しかし、産業革命以降それは自然の恵みを搾取し、さらには森林伐採するなど、人類中心の関係に変化していきました。そして近年、自然共生社会の構築などの側面から改めて森林が注目されています。特に、CO2吸収のほか国土保全や水源かん養といった機能に注目が集まりますが、私たち人類は、まだ森林が社会に及ぼす影響と機能について正確に理解しているとは言い難いでしょう。
本プロジェクトは、森林を再生、管理し、利用する経済システムと、文化醸成を含む新たな社会システムをテクノロジーの集合体を活かして、地球規模で発明するものです。森林と人とを「自律」的に循環させる新しい社会システムの構築を目指します。
APPROACH
リバネス・フォレスト・プロジェクトでは、VISION にむけて6つの領域から研究開発のアプローチを行っています。
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土壌開発
土壌成分の改質改善のほか、孔隙率など発芽後の定植、生育に重要な通気、排水、保水、保肥といった土壌物理性に優れた団粒構造を実現する耕耘技術など、土壌改質技術の開発を行う。
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播種技術開発
その地域に適した樹木の選定、育苗ポットの機能を兼ね備えたシードボールや苗木等の開発および射出機能付ドローンや自律型苗移植機など関連技術開発を行う。なお予定した地点に定植が確認できるところまでを担う。
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森林管理技術開発
衛星データやドローン監視による生育状況の把握技術、下草刈りやツル切り、枝打ち、目的外樹木の除伐などを行うクローラー型作業機の開発など、森林の目的や計画によって異なる管理技術の開発を行う。
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有価物開発
伐採からの製材加工の他、樹木から得られる果実や木材を利用した製品、さらにセルロースやリグニンなど構成成分に着目した新素材開発など、森林がもたらす価値の最大化を図るための開発を行う。
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価値評価系開発
樹木から得られる果実や木材、セルロースやリグニンなどの素材といった有価物だけでなく、CO2吸収量や生物多様性の保全など、多岐に渡る森林価値の総合的な評価系を開発する。
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教育普及・文化醸成開発
森林の維持、活用の必要性について理解を深める活動を、近隣の学校等教育機関や産業界と連携しながら開発、実践する。森林が身近な存在であり木を植え育むことは当たり前という考え方を根付かせる。
Action
リバネス・フォレスト・プロジェクトでは、現在フィリピンとマレーシアの2カ国で活動しています。
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フィリピン (Galansiyang Inc.)
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マレーシア (Alphaswift Industries)
NEWS
リバネス・フォレスト・プロジェクトの最新情報
リバネス・フォレスト・プロジェクトとして、マレーシアでの活動開始の記者発表を行いました。
ニュース
播種技術開発